神楽坂(新宿区天神町)にある編集プロダクション

6月も終わりますね。
1年の半分が過ぎていきます。うーん、早い…。

さて、昼休み、外苑東通という大通りを歩いています。
ちょっとそれた路地の前に、!

ありました。

○○活字店!

活字を売る店です。
店内は電気がついています。

ガラス戸には、「活版印刷」の文字もあります。

なつかしいですねー、いまどき、活字の店が現役であるなんて。
「植字」とか「文選」なんて言葉が思い出されます。
これを理解できる人は、ミスターBと同年齢ということになるのですが…

昔は、ハンコみたいな文字(活字)がたくさん並んだなかから、
工員さんが一字一字拾って、
原稿と同じになるように並べていったんですねえ(字を植えるから植字です)。
できあがった文字の並びを固定して、
型をとって、
さまざまな工程を経て、印刷にいたるわけですが…

今では皆無となった用語もたくさんあります(転倒活字とかゲタとか…)。
では、活版印刷はなくなったかというと、今も立派に生き残っています。
印刷も、編集も、初心を忘れずまいりましょう。
活字店の前で立ち止まるBでありました。

2017.6.26