神楽坂にある編集プロダクションです

会社近くを歩いていたら見つけました。
緑の電話(公衆電話機)が乗っていた小さな台の残骸です。

電話機はなくなって、「ご利用ありがとうございました」というメッセージが記された紙があります。
そのうち、この台も撤去されて、ここに緑の電話があったなんて思うこともなくなるのでしょう。
たしかに、今は携帯、スマホの時代です。
待ち合わせの時、「いつでもかけられる電話があったらなあ」などと考えた遠い昔の空想が、今は現実になっているのです。
公衆電話なんて必要ないのかもしれません。

でも、携帯、スマホを忘れたときは連絡手段として公衆電話は絶対必要です。
「さ、これで連絡できる」と受話器を取り上げ、そのとき思うのであります。
「連絡したい相手の電話番号わからない。携帯に登録してあるから、番号なんて考えたこともないよー」
あー、過去の便利が今の不便…

でもほんとにお世話になった公衆電話です。去り行く「便利」に「ありがとう」と言いたいです。
去り行く本年にもありがとうです。なんとか生き残れた一年でした。

そして来年もがんばります。

2022.12.26 Y