主な業務の流れ 受注から校了まで、版元の要求に応える正確な誌面を作るための業務フローを開示! ①受注 発注者の希望を正確に 把握しますスケジュールと企画内容を確認します。企画内容や取材 先などについて、弊社から版元に提案をさせていただく こともあります。スケジュールについては、印刷会社や 組版会社も交え、過去媒体の進行履歴なども踏まえて無 理がないように気をつけます。 ②社内ミーティング 実作業に取りかかります大量ページの受注が多いので、複数名のスタッフに担当 記事を割り振り、全員でスケジュールと企画内容を共有 します。ここから個々の編集者による編集実務作業がは じまります。 ③編集資料収集 企画実現のためのネタ を集めますもっとも大がかりな資料収集は、全国すべての大学への アンケート調査です。年間数回、企画内容に合わせて行 っています。その他、企画によっては大学教員や高校生、 大学生、社会人に原稿を依頼したり、取材を申し込んだ りします。取材は、企画により対面取材・電話取材を行 います。対面取材ではライティングやカメラワークを社 外スタッフに依頼しています。アンケートや原稿の回収 も重要で骨の折れる作業工程です。 ④原稿作成 企画趣旨に沿って原稿 を整理します回収したアンケートをもとに原稿を書き起こしたり、年 度版であれば旧版誌面に赤入れをしたりします。執筆者 やライターからの原稿は、依頼した文字数で書かれてい るか、内容が企画の趣旨に沿っているかなどの観点から チェックし、版元の表記ルールに則って文字遣いを改め ます。大学案内や募集要項、文部科学省や厚生労働省発 表の資料などを参照して、編集者が原稿を書くこともあ ります。記事によっては写真を選んでトリミングをした り、イラストのチェックをしたりもします。以上、すべ ての作業において差別表現には特に気をつけます。最後 は割付指定をして印刷会社・組版会社に送ります。 ⑤初校校正 原典照合が「命」です原稿通りに組版されているかを確認するのはもちろん、 原典資料と記事内容を照らし合わせて間違いのない誌面 をつくります。合っている「だろう」と思って見ている とミスに気づきません。常に、間違いがある「かも」し れないという視点で校正紙をチェックします。素読み校 正をかけて、誤字脱字がないか、意味不明な文章はない か、情報間の整合性が取れているかを確認します。 ⑥版元校正・著者校正校正後は校正紙コピーを版元チェックに回し、企画によ っては寄稿者や取材先にも校正紙を確認してもらいます。 リクエストがあればアンケートにご協力いただいた大学 に校正紙を送ることもあります。複数の送り先がある場 合、校正の戻りを集約し、校正元により修正内容が異な った場合、調整する必要もあります。 ⑦再校校正 フィニッシュまで気を 抜きません!初校に入れた赤字が正しく直っているか、赤字の前後も 含めて慎重に確認します。再度素読みをかけて、担当記 事の校了となります。大量ページの再校校正では、この 後、ページを通しての確認を行います。各担当が校了し た記事をページ順に並べ、ノンブルやハシラが誤ってい ないか、統一的な規則が守られているかなどを点検した うえで校了となります。 ※以上、編集プロダクションとしては標準的な業務ですが、限られた期間で大量ページにこの作業をかけるのは弊社独自技術と自負しています。